採用担当が見たいのは、あくまでも学生の「人柄」「熱意」

「ガクチカを用意して、面接に向けて話す練習...」
「自己紹介は1分程度で話せるように...」

など、就活を始めて面接が始まり出すと、準備が多く、忙しさは増しますよね。

しかし、多くの学生はこのESの延長としての面接ばかりに終始し、採用担当が本当に知りたいその学生の「人となり」「人柄」「性格」がわからないことが多いそうです。

確かに「ガクチカ一本勝負」の学生の成果自慢にそこまで意味があるとは思えませんもんね...

これは実は、アンケート結果から明らかになっています。

何もしてこなかった学生は確かに厳しい。でもそれだけで判断されるわけでもない。

企業によって、採用基準は異なります。

しかし、優秀そうな学生は内定をいくつも持っており、結局企業が見ているポイントは同じなのではないかとも思えます。

そして、優秀そうな学生の特徴とは、学生時代から積極的に新しいことにチャレンジしている凄いやつです。

こうして考えると、学生時代にそこまで何かに注力したとは言えない自分にとっては、かなり不利な戦いになりそうで、不安になってきます。

「入社前段階で、私はもう無能認定を受けたの?」

と、ネガティブは止まりませんが、実はそこまで悲観的になる必要もないとも考えられます。

優秀そうな学生が内定を何個も貰えるのは、そのパーソナリティがはっきりしているから(仮説)

実は、企業の採用担当がどのようなことを重視して、新卒の採用を行なっているかは、厚生労働省や経団連、リクルート社が発表しているアンケート調査によって、ある程度明らかになっています。

その他にも、本屋さんに行って、学生向けの就活攻略本ではなく、人事向けの採用のコツ的な本を読むことで、なんとなく採用側が何を懸念し、何を確かめるために面接をしたがるのかがわかるかと思います。

就活とは、この相手(採用担当)の視点に立って、就活を逆算的に準備すると、案外そこまで難しくないものなのです。

その企業の採用担当が重視している点とは、「人柄」「熱意」など。
また学生に求める能力は、「主体性」「巻き込み力」「コミュニケーション力」「課題解決力」などです。

参照:https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2021/06/hakusho2021_data_01.pdf

http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/029_kekka.pdf

何もしてこなかった学生も、悲観しすぎる必要は決してない

このとき、学生に求める能力に関しては、自分がしてきたことをニュアンスを変えて言うことができれば、なんとでも言うことができます。

そのため、採用担当もそこまで気にしていないことも想像できます。

また、超大手企業の最難関から内定をもらおうとすると別ですが、ほとんどの企業にエントリーするような学生は、どんぐりの背比べで、その差は微々たるものです。

つまり、複数内定者と内定が無い人間の大きな違いは何かと問われると、筆者は、「その人間性が伝わりやすいかどうか」なのではないかと考えます。

何を考えているかがわからない人を採用し、雇うのはリスクがあることも想像できます。

逆に言うと、複数から内定をもらっている人というのは、「あの人ってどんな人?」と問われた時に結構説明がしやすいほど、はっきりとした性格があるのではないでしょうか。

このように考えると、今からできる就活対策とは、その準備した面接で話すつもりの内容から、「自分がどんな考えを持ったどんな人か」がわかるかどうかを確かめることです。

また、性格や人柄などは話している内容だけで判断されるものではありません。

面接を通して、緊張のあまり過度に強ばった表情をしていないか、最低限のマナーを弁えているか、そのようなところも改めて確認するべきであると考えます。

ガクチカで自慢に近いようなことを言っても逆効果になることも

ここまで聞くと、「エピソードの強さ」で勝負する就活が少し的外れであるように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

就活の中で行う「自己分析」とは、自分の志向性などを客観的に把握し、企業選びに活用することが目的ですが、その情報を自分なりに言語化し、面接で話す内容に反映させることで、面接通過にも役立てるかと思います。

無理をしない就活を目指して、ゆるく頑張ろう

就活対策を見ていると、みんながみんな同じようなことをし始めて、それができない自分に不安になります。
しかし、そもそも人間はそれぞれ違うので、戦い方もそれぞれ違っているはずです。

また、アピールポイントが異なれば、選ぶエピソードも異なります。

面接に落選し続けて、一度よくわからなくなったら、無理せず自分の最もわかりやすい性格について言語化してみてください。

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