就活の面接で聞かれても「尊敬する人がいない」ときの対処法

B!
面接官
あなたの尊敬する人は誰ですか?

以上のように、就活の面接で「あなたの尊敬する人は誰ですか?」と聞かれる場合があります。

しかし人によっては、「特にいない」という方もいるのではないでしょうか。
その場合は、どうすればよいのでしょうか。

そこで今回は「尊敬する人がいない場合の対処法」について解説します。

まずは企業がその質問をする理由を考えてみる

まずは何故企業がそのような質問をするのかを考えてみましょう。
理由はたいてい以下の3つに集約されると思います。

  • 尊敬する人が企業理念や社風と近いがどうか
  • 尊敬する人のタイプとその人がマッチしているか
  • 立ち戻れる場所を持っているか

尊敬する人が企業理念や社風と近いかどうか

1つ目は、応募者の尊敬する人が企業理念や社風と近いかどうか、です。

保育や医療系の企業に応募しているにも関わらず、尊敬する人が織田信長だったりするのは、さすがにどうかと思われるでしょう。

そもそもそういう系統の企業でこの質問をされた時に、戦国武将を出す時点で、「この仕事のことを本当に理解しているのだろうか」と、企業側に疑問を持たれてしまうのは避けられないと思った方がよいでしょう。

やはり採用は、企業の理念や社風と応募者がマッチしているかどうかがとても重要なので、「そこはあまり気にしません」「どんなタイプの尊敬する人を挙げても構いません」という企業の採用担当者は稀だと思います。

尊敬する人のタイプとその人がマッチしているか

とはいえ、その企業に入りたいがゆえに、嘘をついて企業に合った尊敬する人を無理に挙げるのもどうかと思います。

そのため、企業の採用担当者は、必ず裏を取ろうとします。

  • 何故その人を尊敬するのか
  • どんなきっかけから尊敬するに至ったのか
  • どんな人なのか、共感出来る部分はどこなのか

といったことをいくつも質問されるでしょう。

ここまでは、ピックアップした人の情報を集めて記憶することで、何とか答えることが出来るかもしれません。

しかし採用担当者はその先、「あなたにも同じようなエピソードがあれば教えてください」「尊敬する人と自分が似ていると思う部分があれば、経験談を交えて教えていただけますか」というように、応募者の過去の事実を掘り下げようとするでしょう。

そこを捏造するのはとても難しいです。
どこかで嘘をついてしまえば全ての辻褄が合わなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

立ち戻れる場所を持っているか

たいていの場合、その人を尊敬するのはその人の生き様に共感するからです。

生き様とは、その人の考え方に基づく行動のことであり、その人の出した結果だけに注目したものではないことでしょう。

重視すべきは過程であり、行動であり、元となる考え方だと思います。

先が読めなくて心が迷いを感じる時は、生き様の元となる考え方を思い出し、そこからブレることがなければ、やがて何かが見えてきます。

それはつまり、その人にとっての立ち戻れる場所です。
どんな仕事でも、苦しんだり、悩んだり迷ったりすることは必ずあることでしょう。

そんな時でも立ち戻れる場所を持っていれば、心折れることなく自己解決して前に進んで行けるのではないでしょうか。

企業が求める人材としては、それが尊敬する人物の有無にかかわらず、立ち戻れる場所は当然ないよりはあったほうがよいわけです。

尊敬する人がいない場合の答え方

尊敬する人は、いないならいないで構わない

では尊敬する人がいない場合、どう答えるのが適切なのでしょうか。

選考を有利にしようと無理矢理尊敬する人をねつ造するくらいなら、正直にいないと言った方がはるかにマシです。

何故いないのかをきちんと説明出来て、面接官を納得させられるなら、いなくても問題には全くならないと思います。
ただし注意すべき点はあります。

「尊敬する人物」として挙げられやすいものは、「親や祖父母などの親族」、または「サークルの先輩や部活の顧問」などの身近な目上の人です。

つまり、この尊敬されやすい立場の人間に対して、尊敬しない人間であると認識されれば、「単に目上の人に敬意を払えない人」だと誤解されかねません。

特に思いつかないからといって安易に挙げるのも、考え方が甘いと突っ込みの対象になってしまいますが、そこを挙げずにあえて「いない」と言うからには、そこにもそれ相応の理由が必要です。

そこが甘くて幼稚だったりすると、やはり突っ込まれます。

尊敬の定義を見直してみる

尊敬といっても、定義は人によって微妙に違います。

衣服や持ち物まで真似るほど心酔していることを言う人もいれば、「単にカッコいいな」「すごいな」と思う程度まで様々です。

尊敬する人がいないということは、自分の持つ尊敬の定義に当てはまる人がいないということなのだと思います。

そういう場合は、まずは自分の尊敬の定義はどうなのかを整理して、それを明確に伝えることから始めます。

それをせずに、単に尊敬する人はいませんとだけ面接官に告げてしまうと、面接官は、採用視点の解釈で応募者の言葉を理解しようとします。

そして誤解されたまま不採用になるのだとすれば、それは実に無意味なことです。

尊敬する人がいる場合は、その人の存在が互いの誤差を吸収出来ますが、いない場合は互いの誤差をまず埋めることから始める必要があります。

結局は生き様を問うている

尊敬する人がいてもいなくても、この質問は応募者の目指す生き様を問うていると解釈することができることでしょう。

尊敬する人がいるなら、その人の生き様を指標にして

  • 自分はどういうことを大切にして、どう生きて来たのか
  • その人と違う部分があるとすればそれはどこなのか
  • いないなら、何を拠り所にして人生を歩んで来たのか
  • 大切にしている価値観は何なのか

そういったことを統合した内容が、尊敬する人がいるかいないかという質問なのです。
単純に名前を挙げるか挙げないかということではないのです。

本質を理解することが出来れば、いてもいなくても、自分の生き様をきちんと伝えられればそれでよいということに気づくことが出来ます。

そうなれば、尊敬する人が特にいない場合はどうすればよいのだろう、という心配は必要なくなるでしょう。

しかし、尊敬する人物に関する質問はされにくく、また採用基準には関わらないことが多い

なぜなら、厚生労働省が勧める「公正な採用選考をめざして」の内容で、「本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)」が採否の判断基準とすることは、憲法上の「思想の自由(第19条)」「信教の自由(第20条)」などの精神に反することになると記載があるからです。

この「尊敬する人物」こそ、この「本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)」に当てはまるため、この回答をもって学生を評価することは避けられやすいことでしょう。

質問の本質を見抜くことが大事

このように、面接時の質問は、文章そのものが伝えている内容が答えの本質ではないものが多くあります。

単純に表面を見てどうしたらよいか悩むのではなく、本質を見抜き、その本質が求めるものは何なのかをを考えれば自ずと答えは見えてきます。

それがわかれば、「誰の名前を挙げたら面接官の印象がよくなるか」という話ではないということが理解出来るでしょう。

面接対策に関しては、以下でも解説しているのでぜひ読んでみてくださいね。

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