「新卒のときに参考にすべき会社の選び方はある?」
と、考えている学生は多いのではないでしょうか。
就職をするには、自分なりの会社の選び方を考え、それをもとに会社を選ばなければならないわけですが、学生にとってそれはかなり難しいものであると言えます。
就活においては、まずこの会社選びをする前にすべきこととして、自分なりの「企業選びの軸」を作ることを勧められます。
しかし、そのようにして選んでも毎年一定数ミスマッチが起きてしまっているのが現状です。
では、どのようにして企業選びの軸を設定し、実際に企業選びをすればいいのでしょうか。
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企業選びの軸には、2種類ある
企業選びに迷うのが、企業での働き方が未知であることが理由であるなら、既に企業で働いている先輩にお話を伺うことが最も早い解決方法であると言えます。
そこで、一度その先輩会社員の中でも転職経験者の意見を参考にしてみましょう。
以下は、2018年のDODA登録者を対象にした転職理由ランキングです。
この転職理由は、赤い枠線で囲っているものと囲っていないもので大きく2つに分けることができます。
この2種類の転職理由を「新卒生の企業選びの軸における違い」として解釈してみると、それは「会社を見て会社を選んでいるか、自分を見て会社を選んでいるか」の違いと見ることができます。
赤い枠線で囲っていないもの→会社を見て会社を選んでいる
ここで一度、企業選びの軸として挙げられやすいものを確認してみます。
業種/職種/企業規模/勤務地/評価制度/年収/社風・文化/福利厚生/働き方(個人、チーム)...
就職活動の始めたての学生ややりたいことが特にない学生が陥りやすいのは、
この「会社を見て会社を選ぶ」選び方です。
これだけだと、
「年収が高くて、勤務地が地元で、良い人が多い会社にする!」
となり、自分の性格や志向性を考慮しない選び方になってしまいます。
ミスマッチを避けるためには、この2つの選び方の両方で会社を選ぶ必要があるのです。
では、「自分を見て会社を選ぶ」選び方にはどのようなものがあるのでしょうか。
興味・関心/能力/やりがい/目指すキャリア/志向性...
この軸は、自己分析の内容を反映させたものであるため、まずは自己分析をして、
「自分は何が好きで何が嫌いなんだろう」
という自分なりの価値観をしっかりと言語化する必要があります。
最後に
「どうしてこの会社を志望するのですか?」
この質問は就職活動をしていると必ずされる質問です。
この時に、少ない観点から会社を選ぶのではなく、より多くの観点から企業を見つめ、自分にとってなぜその会社が最適であるのかをしっかり説明できるようにしましょう。