実は筆者は就活生時代にいわゆる「就活うつ」になっていたことがあります。
就活で選考に落ちているうちに将来が不安になり、本当に社会人として自分は生きていけるのか、そもそも社会人になることができるのか、など多くの不安に苛まれているうちに
「生きていて何の意味があるのか」
「このまま生きていて何が面白いのか」
など、常にネガティブなことを考え、死を強くイメージすることもありました。
この就活うつの厄介なところは、内定をもらえればストレスは解消されますが、もらえなければ永遠に続いてしまうのではと感じてしまうところです。
少しのリフレッシュや考え方の転換だけでは根本的な解決にならないので、対処が難しくなってしまっています。
なぜ私たちは就活うつになってしまうのか
就活の主な要因は「就活がうまくいかない」こと、つまり納得いくように就活を進められないことです。
しかし、それに加えてその人の元々の性格に起因することもありそうです。
ここで、うつになりやすい人の特徴には以下のようなものがあります。
就活という慣れない環境の下で、答えのないものを求めて対策を行っていると、不安に陥ってしまうこともあります。
また、周りが内定を取ったことを知ると選考に通過しないストレスがより一層強くなるため、得る情報を自分で選んでいくことにも注意を払うべきでしょう。
就活とは早く内定を取った方が良い訳ではなく、また、他人と比較しても仕方がないということを改めて意識する必要があります。
就活うつを克服するのが難しいなら
就活との向き合い方を変えてみても気分が晴れないという場合は、友人や家族に相談してみることをおすすめします。
また、それでも就活うつが治らないと感じたなら、一度病院に行ってみてください。
自分の身近な人には話しにくいようなことを相談できるだけでも少しは心が安らぐかもしれません。
薬を処方してもらい、万全の状態でもう一度選考に臨むことも可能です。
最後に
就活をしていると、その結果が人生を大きく左右すると考えてしまいがちですが、あくまでも新卒時の就職は人生の一場面でしかありません。
そのため、まずは自分を追い詰めてしまうのではなく、将来について少し楽観的に考えてみてもいいかもしれません。
精神的なストレスから就活を離脱することを考えている場合は、まずはそのストレスを緩和させるよう、相談相手を見つけるべきです。
その後に、本当に就活を一度中断するべきなのかを考えてみてはいかがでしょうか。