「就活がうまくいかない。きっと私は就活に向いていないんだ。」
一筋縄には行かない就活を経験すると、誰しもがこのように感じてしまうものです。
実は私も就活を大学2年から初めてから約1年間は、全く選考に通過せず、「自分は就活に向いていない人間なんだ」と感じていました。
この時に感じたこととは、そこで諦めてしまうのではなく、就活が苦手な人間なりの就活の進め方を見つけることが大切であるということでした。
そこで今回は、「就活に向いていないかもしれない大学生が注意すべきこと」について解説します。
今、まさに「自分は就活に向いていないかも」と思っている方は、ぜひこの記事を読んで就活を続けてみてください。
Contents
負のスパイラルに陥る前に一旦立ち止まる
就活のさなかに周りが次々と最終選考、内定と着々と進んでいき、自分は選考に落ち続けると、どうも上手くいかない。
その時に
「自分は就活に向いていないのではないか」
ひとたびそのような思考に囚われると、次の企業への行動が及び腰になり、面接に行っても覇気が足りず、結果またお祈りされるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
そのままにしておくと、やがて活動停止、就職浪人まっしぐらとなってしまいますので、そうなる前に一旦立ち止まり、今までの結果から、何故向いていないと思うのかを振り返ってみる必要があります。
向いているかどうかというのは適性の問題ですが、適性は実際にやってみなければわからないものです。
そして、やってみた結果そう思ってしまっても、たいていは何かきっかけがあって就活全体に嫌気がさしているだけで、就活をステップごとに分解してみれば、自分なりに向いていないと思う理由を見つけられることが多いです。
理由さえ見つけ出せれば、避けるなり、やり方を改めるなどで解決することが可能になります。
ステップに分解して理由を見つけ出す
では、その就活が向いていないと感じてしまう理由を、就活のステップから探してみましょう。
面接が向いていないと感じる場合
まずは面接が向いていないと感じる場合、どんな面接官が苦手だったか、どんな質問で回答に詰まったか、できるだけ詳細に思い出してみます。
面接官が苦手だったとしても、
- 面接官の話すペースが苦手だったのか
- 前のめりな姿勢が苦手だったのか
- 口調が苦手だったのか etc...
要因に分解してみれば、見えてくることがあります。
面接官は選べませんが、要因がわかればテクニックで回避することができます。
応募書類の作成が向いていないと思う場合
応募書類の作成を向いていないと思う場合は、一人で考えて作るのではなく、周りの人達の力を借りた方がいいかもしれません。
しかし、それは代わりに書いてもらうという意味ではなく、応募する企業に合っているか、上手くアピールができているか、色々な人に読んでもらって感想を聞くのです。
その周りの人に確認してもらうことを頼む際には、厳しくフィードバックしてもらうことをお願いしておけば、皆あなたのことを思って奇譚のない感想をくれることでしょう。
全てを取り入れる必要はありませんが、かなりの改善が見込めると思います。
業界・企業が向いていないと感じる場合
そして根本的に、その業界もしくは企業が向いていないという場合もあります。
やりたいこととできることが、往々にして異なる人は多いです。
どれだけ憧れの業界であったとしても、雰囲気や社風と自分の性格が合わなければ、面接も上手くはいかないし、もし入れたとしても、居心地が良いかどうかは疑わしいです。
それならば、自分ができることという視点で、業界や企業を探す方向へ舵を切り直した方が上手くいくかもしれません。
リセットしてやり直す
- 自分に対する過信
かなりの労力を割いて成し遂げた自己分析や業界研究から、「なんとなく、私はうまくいくだろう」と思っている。
過去の成功体験から就活も成功すると思っている。 など。
- 最初から諦めている
「どうせ自分のような人間なんか企業から必要とされないに決まっている」と諦めている。 など。
就活が思うように進まず、向いていないと思ってしまう理由には、「自分に対する過信」や「就活を最初から諦めてしまっている」ことにあることが多いと思います。
私の場合は、後者に当てはまりました。
そもそも、実際に選考に行ってもいない、説明会すら参加していない状態での自己分析や企業研究は、それが十分なものであるかはわからないものです。
実際に体験してみて不十分であると感じたら適宜情報を補いながら就活を進めていかなけれなりません。
就活そのものが向いていないと思う人は、就活というものを大枠で捉え過ぎてしまい、細部が見えなくなってしまっているだけかもしれません。
就活を具体的なステップに捉え直し、それぞれの課題を把握してみると意外に対処法は見えてくるものですから、最初から悲観的にならずにまずは就活を進めてみることこそが大切だと思います。
最後に
就活の進め方は、人によって少しずつ違うものです。
周りと選考結果を比較しても意味はありません。
就活で不安になっても、内定をゴールをしてしまうのではなく、先を見据えた選択ができるよう努めていきたいものです。
「自分は就活に向いていない」と思っている方は、もう一度就活を進めながら、自分に合ったやり方を見つけてみてください。