先輩の話やSNSの情報を見ると、「就活は大変だ」「とてつもない労力がかかる」というコメントばかりで、これからの自分の就活を考えると気が重くなってしまう人もいるのではないでしょうか。
そして、いざ自分が就活をしなければならないタイミングになっても、「そもそも就活の始め方がわからない」となると、その不安は高まるばかり。
しかし、就活にはそれなりに効率よくする手順というものがあります。
自分なりの就活をする前に、「基本的な就活の進め方・手順」を理解しておきましょう。
Contents
選考前にやるべきことは4つだけ
出典:リクルートキャリアー『就職白書2019』より作成
就職活動の開始時期は年々早まっています。
経団連のルールがなくなった現在ではさらに採用活動・就職活動が早期化しているため、主体的な就活が一層必要になっていることでしょう。
リクルートスーツやバッグ、化粧品などの品物の購入は除外して、まずは以下のことから始めてみましょう。
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業界研究
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企業研究
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プレエントリー
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ES提出
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面接練習
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面接参加
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面接を振り返る
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改善点をピックアップ
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想定問答を作成⇨面接練習
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面接参加
※以上を繰り返す
1、就活サービス・アプリに登録して、取捨選択する
就活を始めると、みんな一様に就活アプリをインストールすると思います。
リクナビ・マイナビ・ワンキャリくらいは知っていても、それ以外は何が良いのかわからないもの。
本来そのようなマイナーなサービスは自分で使ってみて良いか悪いかを確かめるのですが、みなさんは面倒だと思うので、ここでは有名なリクナビ・マイナビ・ワンキャリを除外した私や私の周りに就活猛者たちが使っていたサービス、オススメのサービスを紹介します。
以上のサービスを登録しておけば、まずは大丈夫です。
就活では情報を得られるかどうかが結果をかなり左右するので、まずは登録しておくべきです。
2、自己分析をする
自分のことは自分が一番わかっているし、長所や短所を紙に書き出したところで、何の意味があるのかと思う人もいるでしょう。
ですが実際には、自分の思う自分と、他人から見える自分は違うもの。
そして他人から見える自分が客観的な自分です。自分の振る舞いが他人からどう見えているかを理解せずに面接に臨むのは、かなりリスクの高いことだと言えます。
また、長所や短所を洗い出し、紙に書き出してみると、色々なことがわかります。
なぜ得意なのか、なぜ苦手なのかを突き詰めて考えれば、今まで感覚的にしか捉えていなかった自分の好き、嫌いが見えてきたりもします。
ひいては、それは業界や企業の好き嫌い、社風が自分に合う合わないにつながります。
就活の一番最初に自己分析をしないで選考に臨むと、上手くいかなかったときに理由が見つけられず思考が路頭に迷ってしまいます。
3、業界、企業研究をする
自己分析の次が業界、企業研究です。
自分の得手不得手、好き嫌いが見えてからした方がよいです。
インターネットやナビサイトを調べても、業界も企業も無数にあり、順番に調べていたららちがあきません。
自分の嗜好性と照らし合わせ、面白そうと思えるか、自分の持つスキルを活かせそうかを軸に絞って研究していくのが効率的です。
業界を絞ったら、その業界の合同企業説明会にいくつか行ってみましょう。
企業によって社風は様々ですので、説明を聞いたり、話をしてくれた社員の方に質問をするなどして、自分に合うかどうかを見極めるとよいでしょう。
全く雰囲気に馴染めず、何かが違うと感覚的に思ったら、その業界は自分に合っていないと考えた方がよいです。
4、面接トレーニングをする
選考での面接は、初対面の年上の人達に密室であれこれ質問されるという、学生にとってみれば今まで経験したことのない特殊な状況です。
初めての面接が上手くいくことはほとんどないと言っても過言ではありません。
そのため、事前に予行演習することをお勧めします。
学校のキャリアセンターなどを活用し、厳しくダメ出しをしてもらいましょう。
そのようなサービスをキャリアセンターが提供していない場合や、キャリアセンターと学生の距離が近過ぎて厳しくできない場合、また、いくら予行演習しても本番のような緊張感はやはり体験できないため、本命ではない企業を最初に数社受けるのが、実は一番効率的な方法です。
それはつまり、面接は場数を踏まないと上手くならないものだということです。
就活に特別な方法はない
結果として、就活には特別なショートカットの方法があるわけではなく、聞き慣れた手順が一番効率的だということです。
そして順番は大切です。
応募企業が絞り込めていないのに面接の練習をしても、受け答えのトレーニングにならないし、自己分析をしないままでは、説明会に行く業界、企業を思いつきで選ぶことになってしまいます。
但し、面接トレーニング以外は、就活時期でなくてもできるものです。切羽詰まる前にすることで余裕も持てるし、分析も深くできると思います。