就活で「どこでもいい」と投げやりになるのはやめよう

 

就職先なんかどこでもいいや...

 

就活でお祈りを連続でもらうと、「もう内定がもらえないかもしれない」という気持ちとともに、「就職先なんてどこでもいいや」と投げやりな気持ちになることもあるでしょう。

 

「就活浪人になるくらいだったら」と考えて多くの選考を受けようとしている人もいるかもしれません。

しかし、それは内定獲得を遠ざけてしまうだけでなく、自分にとってのあらゆる不利益を引き寄せてしまう可能性もあります。

 

そこで今回は、「就活で投げやりにならない方がいい理由」について考えていきます。

社会人の約4割が就活を後悔している

イベントの開催に先立ち実施した調査では、社会人10年目までの約4割(38.0%)が、自身の就活を後悔していることが明らかになりました。また、入社3年を経た2014年入社社員を対象にした調査では、就活を後悔している人の約8割(79.7%)が入社3年以内に転職を考え、そのうちの2人に1人(50.9%)が実際に転職を経験していることが判明。就活を後悔していない人では、その数字が4人に1人(26.1%)※と、両者の差は明白です。後悔の要因として多く上がったのは、「10年後を見据えてなかったこと」や「実際に働いている人の話を聞かなかったこと」などで、エントリーシートの書き方や面接テクニックの習得などに重きを置いた従来のマニュアルどおりの就活では、自身のキャリアを十分思考できず、それが後悔につながっていると推測できます。

パーソルキャリアによる調査によると、社会人の約4割が自身の就活に後悔していることがわかりました。

 

この記事にもあるように、新卒時の就活は「選考に通過すること」に重きを置かれやすいために、「選考突破テクニック」などに関心が向くことが多く、将来について深く考えない学生が多くいることが考えられます。

 

確かに「内定がなければ、何も始まらない」と感じることでしょう。

 

しかし、そうは思っても、結局そのときの就活に後悔をしてしまい、数年後、企業とのミスマッチのために転職をしてしまうことは不本意なことなのではないでしょうか。

 

情報収集手段実施有無別に入社予定企業への納得度を比べた。
実施者と非実施者で最も納得度の差が大きかったものは、「個別の企業・各種団体等の説明会・セミナー」
で21.8ポイントであった。次いで「インターンシップ」で19.8ポイントであった。

また、納得できる就活をするためには、やはりきちんと情報収集をして、企業を選ぶという過程を減る必要がありそうです。
「どこでもいい」と投げやりになる前に、もう一度エントリーする企業を見直し、再出発することをオススメします。

「どこでもいいから就職したい」という気持ちは企業に伝わる

「どこでもいい」を思いながら選考に参加することは、無駄でしかありません。
就活で投げやりになってくると、一つひとつの選考に力が入らなくなってくることがあります。

 

このことは、「ESや面接で相手に熱意を伝えられない」という問題に繋がります。

 

選考フェーズの後半に近くにつれて重視されるものの1つには、「入社意志があるかどうか」があります。
「本当にうちに入りたいのか?」と採用担当者に思わせてしまうようでは、落選確率が上がります。

 

「どこでもいいから内定がほしい」と、半ば諦めた気持ちで臨むことは自分なりの妥協を示すようですが、その妥協が上手く行かない可能性さえあります。
内定獲得前に投げやりになるにはやめて、もう一度自分なりの企業選びを進めていくことをお勧めします。

数を受ければ内定が増えるわけではない

内定がもらえないことを理由に、多くの企業にエントリーし過ぎることは逆効果になることが多いです。

 

たとえ投げやりな気持ちでないとしても、志望度の低い会社をたくさんを受けすぎたら一つひとつの選考が流れ作業のように進んでしまうこともあります。

 

これもまた「面接でのパフォーマンスの質の低下」に繋がりかねません。

 

大切なのは、自分なりの企業選びの基準(軸)を決めて、まずはそれに見合った企業にエントリーすることです。
そして、選考を経てわかった自分の実力に合わせて、適宜エントリー先を追加していくしか方法はありません。

内定をもらうことが目的になってしまう

就職先がどこでもいいという考えになると、「自分の志向性に合った会社に入社したい」という気持ちではなく「内定がもらいたい」ということが目的になってしまいます。

 

就職活動の目的がずれてしまう可能性があるのです。

 

就職活動は内定がゴールではありません。
新卒時の就職活動でできることとは、内定をもらった企業の中からファーストキャリアとして働きたいところを選択することだけです。

 

その先の自分の歩むキャリアを自分で作り出して行かなければなりません。

 

内定をもらうためと思っていると、長期的な視点で見た企業選びができなくなり、面接においても「就職したらどんなことをやりたいか」という質問に対しても上手く回答できなくなってしまう可能性があります。
目先の内定のためだけに注力してしまうことは避けたいものです。

もう一度自分と向き合うことが大切

ここまで、就職活動で「どこでもいい」と思っていると後悔に繋がりかねないということを紹介しました。

 

それを解決するには、現状を把握し、前向きに行動するしかありません。

 

「どこでもいいや」と投げやりになる前に、適度に息抜きをいれながら就活を行うことが大切です。
考えるのに疲れたら思い切り休憩をして、そこから考え直せば大丈夫です。

 

最終的には、自分でここを選んだと胸を張って言えるくらいの選択ができるようになりたいものですね。
選考対策のノウハウはこのサイトでもご覧になれますので、ぜひ読んでみてください。

 

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