就活で集団面接が苦手に感じたら|通過するための3つの注意点

 

学生①
普通の個人面接は大丈夫でも、集団面接はなんかやりにくい...

 

書類選考が通って一次面接の際など、どこかのタイミングで会社によっては学生が単独ではなく、複数人同時に行う集団面接で選考をする場合もあると思います。

同じく学生側が複数人の選考方法で、グループディスカッションというものがありますが、これらは似て非なるものです。

 

どちらも就活では重要な選考の1つですが、今回は「集団面接」における攻略法についてご紹介します。

集団面接とグループディスカッションは似て非なるもの

グループディスカッションは、積極的に発言しているか、発言内容は効果的か、自分一人喋りすぎていないか等、現在の状態、行動を評価します。

 

しかし集団面接はあくまでも面接であり、面接官の質問に学生側が順番もしくはランダムに答えていく形式になります。
そのため
、過去の事実や経験を質問されるという点では単独面接と変わりません。

 

とはいえ、周りに他の学生がいる集団面接は、単独とは異なる注意点があります

グループディスカッションの記事はこちらでご覧いただけます。

集団面接での注意点は大きく3つ|流れを確認

集団面接で大きくビハインドを取らずに攻略していくには、主に3つのことに注意すべきであると言えます。
それぞれ具体例を交えて説明していきます。

1.前の人に引きずられない

集団面接は、同時に面接する人数は、だいたい3人から5人程度が多いのではないかと思います。
そうすると発生するのは、「最初に面接会場に入る」役割の人というものです。

 

面接経験が少ないと、話すことを忘れないようにするのと緊張でいっぱいいっぱいになってしまいます。
そういう状態で先頭の人に付いていくと、本来は自分がマナーをきちんと守れるかどうかだけを意識して行動すればいいにもかかわらず、そこまで考えが至らずに、つい前の人と同じことをやってしまうこともあるかもしれません。

 

前の人がノックしてドアを開けているにもかかわらず、開いたドアをノックしてしまうとか、前の人が意味なく立ち止まった場所で、自分も立ち止まってしまうとか。
果ては、面接官が先に自己紹介をしてから自己PRを、と言っているにもかかわらず、前の人も緊張してうっかり自己PRから話してしまい、自分も全く同じことをしてしまうとか・・・(これは実際にあった例です)。

 

前の人が必ず手順通りやっているとは限りませんので、前の人に引きずられないよう、当日話すことだけでなく、どう動くかまで意識したほうがよいでしょう。

 

また、自分が最初に入室する人間になった場合に動揺してしまわないよう、最低限のマナーは心得ておいたほうがいいでしょう。

2.他人事だと無関心でいてはいけない

自分の番が回ってくる前に気を抜いてはいけない

自分の番が回ってくるまでの他の学生の話をしっかりと聞いておいたほうがいいでしょう。

 

それは話す内容が被ってしまう可能性がゼロではないからです。
例えば、自分が居酒屋で全体の売り上げ向上に貢献した話をすることを考えていても、それとよく似た話を先に他の学生がしてしまうかもしれません。

初めての集団面接であると、面接官が質問をしてから自分の番が回ってくるまでに時間があると、頭の中で

 

「自分が回答する内容を思い出して、うまく話せるように全体の構成を確認して...」

 

となり、他人の話など全く聞いていないという方も多くいます。

 

そうすると、先に示したような前の学生と話を被ったことにも気がつかず、その学生と同様に回答をしてしまうことでしょう。

 

他人の話を聞いていない態度というのは、マイナス評価に直接的に繋がりますので注意が必要です。

自分の番が終わっても気を抜いてはいけない

また、以上にように自分より前の学生が話している間や自分が話している間には集中ができても、自分より後の学生が話す番になったら、

 

やれやれ、何とか答えられた」

 

と、ほっと一息ついて力を抜いてしまう学生も多くいます。

 

しかしまさしく集団面接は、そこを見ていると言ってよいでしょう。
全体の調和を考えて、他人の話に傾聴できるか。
視線と身体を少し向けて、関心があるように振る舞えるか。

 

自分さえよければ後のことはどうでもいい人間だと思われたら、確実に選考は落ちます。

3.バランスを考えることを最優先する

集団面接全体の雰囲気がよくないと、あの回は最悪だったと面接官にひとまとめで評価されてしまう危険があります。

 

もし自分以外の学生が暴走して雰囲気を壊してしまったら、何とか終了までに元の和やかな雰囲気に戻さないといけません。

 

そのためには、前の学生の言葉を引き取って広げたり、別の方向に持って行ったり、前の学生の話が長すぎたら、「私の意見は単純なのですが」と短くしてみたりと、柔軟な対応が必要になります。

 

しかし、雰囲気を壊してしまった学生をやり込めるかのようにとうとうと話してしまうと、結果として自分が悪目立ちしてしまうので逆効果になります。

 

場の雰囲気を戻そうとしてくれているんだな、ちょっと気がきくな、と思われる程度に留めておきます。

 

その結果、自分の言いたいことが言い切れなかったとしても、空気が読めて気配りが出来る人なんだと面接官に思ってもらえれば、次の選考に進める可能性が高くなります。
とにかくバランスを最優先に考えるのが一番効果的だと思います。

集団面接では、柔軟性と自分らしさで乗り切ろう

集団面接は自分以外の学生が複数人いることで、予想外のことが起きる可能性が高い状況です。

 

こう話してこう動くという準備は必要ですが、固めすぎてしまうと、その通りにならないときに頭が真っ白になってしまいます。

 

人まねでない自分らしさと、予想通りになどいかないものだという心構えで柔軟に対応できれば、きっとうまくいくと思います。

 

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