
学生①
全然就活が決まらない...いつになったら就活を終えられるの?
就活が始まって選考が進んでいくと、内定をいくつも勝ち取る学生がいる一方で、いつまで経っても一つも取れない学生も出てきます。 一体彼らの間には、どのような違いがあるのでしょう。
就活で決まらない人の特徴とは、どのようなものなのでしょうか。 そこで今回は「
就活で決まらない人の特徴と解決策」について解説します。 就活で決まらない人の特徴を確認し、それを回避してみてください。
就活で決まらない人の特徴は大きく分けると3つ
業界・企業研究が甘い
これは別の言い方をすると、エントリーする企業を絞り切れていないということでもあります。 周りの友達が受けるから自分も受ける、ゼミや学科の大勢が受けるから自分も受ける、そういう流れに身を任せるかのような考え方ではやはり、下調べの詰めが甘くなりがちです。 運よく書類選考が通って面接に呼ばれても、「あなたにとって当社でなければならない理由は何か」という質問は必ず聞かれます。 そこを問い詰められたときに、明確な回答が出来るでしょうか。
その答えに窮すれば、やはりうまくはいきません。 軽い気持ちで受ける数社のために時間と労力を費やすことが、果たして適切であるのかどうか、きちんと考えた方がよいと思います。 闇雲に応募社数を増やし、確率論で就活しても、待っているのはお祈りメールだけです。 それであれば、応募社数は減らしても、1社ずつじっくりと企業研究をして、少なくとも「聞き手が納得できる志望動機」を準備し、選考に臨んだ方がうまくいく確率は上がると思います。
自分に自信がない
就活における自信とは一体何でしょうか。 社会人になったことがないのに社会人としてうまくやれるかどうかなど誰にもわからないし、まだ入社したことのない企業の業務がうまくできるかどうかも誰にもわかりません。 そのため、「自分が入社しても活躍できる自信がないから、この会社を受けるのはやめよう」と消極的になるのはあまり意味がないことであると言えます。 実際には自分に自信がなくとも、選考中は自信を持った振る舞いができた方が、やはり魅力的な人材に映りやすいことでしょう。 とはいえ、全く根拠のない的外れな自己主張をしてもうまくはいきません。 やはり受ける企業のことをきちんと研究した上で、「御社の〇〇という社風に自分の性格は△△というエピソードからマッチしていると思います。」というように言えると説得力が増します。 自信が持てない理由の一部には、根拠がないからということもあると思います。 であれば前述の例のように、「自分が過去の経験から学んだことをその企業でどう活かせるか」という視点で見てマッチする部分があれば、それを根拠とすることが出来るでしょう。
本気を出さない
そもそも就職したくて就活しているのかどうか、ということです。 「周りが皆就活しているから自分もやむなくするけれど、本当は日本の新卒一括採用に疑問を抱いている」とか、「たった1時間の面接を数回するだけで、その企業への適性があるかどうかわかるのだろうか」など、就活制度自体に疑問を持ったまま選考に臨んでも、やはりうまくはいきません。 そういう思いがある場合、または就活中にそのような疑問を持った場合は、一旦就活は止めて、頭の中を整理する時間を作った方がよいです。 世の中には同じような疑問を持って通年採用をしている企業や、独自の選考手法を取っている企業もそれなりにあります。 数は多くはないため、業界が限られてしまう可能性もありますが、自分の中でどれが優先順位が高いかによっては、そのような業界を選ぶのも手です。
就活で決まらない人にならないためには?
とことん自己分析をやり抜く
では、決まらない人にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。 簡単なのはとことん自己分析をやり抜くことです。 自分のことは自分が一番わかっているに決まっていると思うせいか、意外にここが甘い方は多いです。 自分で自己分析をするだけでなく、友人達に自分のことを分析してもらいましょう。 その友人達がまとめてくれた分析結果と自分でした分析結果を比べてみれば、ずれている箇所が見つかることもあります。 ずれている場合は、相手から見た自分の姿を再確認しましょう。
何故ならば就活の面接とは、「他人からどう見られるか」の評価で選考が進んでいくからです。 ずれているのは、自分ではそういう人間でありたいと思っていても、それが友人達に伝わっていないことを示しています。 見せたい自分の側面とはどのようなものであるかを考え、どのようにすればそれが相手に伝わりやすいかを考えることが大切です。
素直に業界ルールに乗ってみる
徹底した自己分析を目指しながら、企業の選考にエントリーしていきましょう。 進めてみて違和感を感じだとしても、出来るならそのまま就活を続けた方がよいです。 続けていくとやがて、現行の就活制度の中での自分の価値がわかるようになります。 「あの企業は書類で落ちた」「あの企業は二次面接まで行った」と振り返りをすることで、どういう傾向の会社が自分とマッチする確率が高いか見えてきます。 その時のやり取りを思い出し、マッチした部分が自分としては無理している部分ならば、再考が必要かもしれませんし、自然体で出来た部分ならば、それを強みとして他の選考に進んでもよいのではと思います。 結局は自分が自然体で働ける場所でなければ、入社出来てもすぐに辞める羽目になるだけだからです。 まずは素直に業界のルールや文化に従いながら選考に参加し、そこから得たり感じたりしたことから今後どうしていくか考える方がよいのではと思います。
将来のビジョンを描く
就職は単に社会に出るための最初の1社を選ぶ行為に過ぎず、今は入社したら一生いる時代でもありません。 就活という言葉を聞くと就職がゴールのような誤解をする方もいるかもしれませんが、そうではありません。 何故そうなってしまうかといえば、将来のビジョンと結びついていないからだと思います。 本来は、「将来こういうことがしたい、こういう人間になりたい」というビジョンがあって、そこからの逆算で「この年代に何をするべき」「新卒としてどの仕事を選ぶべき」と考えた方が、人生の中の一本の線のつながりとして就活を見やすくなるはずです。 新卒時の就活で、企業選びが捗らない人は、その逆算の考え方を忘れている方もいることでしょう。 言い方を変えれば、就活をするためには自己分析が必要ですが、自己分析の前に、自分が将来どうなっているのが幸せなのかというキャリアプランを立てる方が先なのかもしれません。
決まらないと悲観する前に出来ることはある
就活で決まらない人の特徴を理解した上で、そうならないように各自がすぐにでも出来ることはあります。 もし決まらない状況が続いたとしても、選考を受け続けることで見えてくるものもあります。結果としてお祈りメールをもらったとしても、何度も選考に臨んだことは決して無駄にはなりません。 悲観するのではなく、まだ出来ることを一つ一つクリアしていけば、やがてうまくいく日が来ると思います。