就活の際によく聞く「学歴フィルター」。
実際に、この学歴フィルターは存在するのでしょうか。
実は、アンケート調査から、学歴フィルターを設けている企業があることがわかっています。
今回は、「学歴フィルターを設ける理由や、突破する方法」について紹介していきます。
Contents
学歴フィルターとは
学歴フィルターは、就活の選考活動で特定の大学を除外することです。
企業はさまざまな理由で特定の大学出身の学生を除外する場合があります。
学歴フィルターを設けている企業は4割超
企業に、2018年卒新卒採用活動において、学生の属性や特徴に対してフィルターを設けているかを聞いた。結果は、何かしらのフィルターが「ある」企業が46.5%と半数近くに上った。
以上の調査からわかるように、学歴フィルターを設けていると回答した企業は、46.5%だそうです。
アンケート回答企業は、従業員規模がおおよそ均等なので、大企業だけでなく中小企業でも学歴フィルターが存在するといえるでしょう。
学歴フィルターを設ける理由
では、なぜ学歴フィルターを設けるのでしょうか。
今回は理由を3つ紹介します。
応募人数が多く全員の学生を見られない
まずは、採用担当者に対して応募人数が多すぎるという場合です。
採用選考には膨大な時間がかかります。
面接を例に考えると、一人30分の面接を行う場合、応募者が100名であれば3000分(=50時間)もかかることになります。
1日の勤務時間を7時間とすると、7営業日をまるまる面接で使うこといなります。
人気企業では応募者が1万人を超えるところもあります。
そうなると、全員を見ることは不可能です。
全員を見ることはできないが優秀な人材が欲しい場合には学歴で判断し、選抜するようです。
優秀な人材が欲しい
また、優秀な人材が欲しい場合にも学歴フィルターを用いるようです。
大学生はまだ社会人経験もなく、書類や面接だけでは優秀な人材かどうかを把握するのは難しいといえます。
そこで、学歴を活用することである程度質の保証された学生を採用しようという考えに至るのです。
もちろん優秀な大学の学生が必ずしも企業に必要な人材とは限りません。
しかし、優秀な大学に通う学生は、難関な大学入試を突破してきているため、目標に向かって努力する力はあると判断することもできます。
また、テストが高得点が取れることから、理解力はあると判断することができるでしょう。
このような点から、優秀な人材を確保するために学歴フィルターを用いるようです。
専門性を判断する材料として
専門性を判断する材料として学部・学科を重視する企業もあります。
これには、研究職や薬剤師、教員などの専門職が該当します。
専門職では特定の資格や授業を履修する必要があるところが多いです。
応募要件を満たしているかを確認するために、学歴フィルターをかけるようです。
学歴フィルターを突破するためには
ここまでは、学歴フィルターの概要となぜ利用するのかについて解説しました。
次に、学歴フィルターを突破するためにできることを紹介していきます。
学歴以外の実績をつけよう
学歴以外の実績をつけるのも一つの方法です。
例えば、企業が英語力を重視している場合には英語に関する資格をとるとよいでしょう。
TOEICやTOEFL、英検など英語力をはかる資格はさまざまあります。
どの資格がよいかは企業によって異なりますが、大切なのは高得点を取ることです。
学歴に自信がない場合には、資格で高学歴の人に差をつけていく必要があります。
エントリーシートに自信をもって書けるよう、早いうちから勉強を進めて資格を取りましょう。
採用担当者の目を引くエントリーシートを作ろう
また、採用担当者の印象に残るエントリーシートを作るのもよいでしょう。
具体的には、志望動機で差をつけることです。
そのためには、自分が働く上でのビジョンと企業がマッチしていることを伝えるとよいです。
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ここまでの内容を読んで、
このように感じた方も多いのではないでしょうか。
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学歴フィルターは存在するが、学歴だけで判断されることはない
今回は、就活において企業が学歴フィルターを設ける理由と、それを突破する方法を紹介しました。
学歴フィルターによって次の選考に進めないこともありますが、書類選考を通過してしまえば学歴だけで判断されることはありません。
面接での受け答えやウェブテストの点数などを踏まえて総合的に判断されます。
そのためには書類選考を通過することが不可欠です。
学歴に自信のない方は、この記事を参考にして早めの対策を心掛けましょう。