- OB訪問をしてみたいけど、なんか緊張する
- OB訪問で何を聞いたらいいかわからない
- OB訪問の有効な使い方を知りたい
という方は多いのではないでしょうか。
全くの準備なしでOB訪問に臨むことは失礼にあたりますし、少しは準備をしていきたいもの。
そこで今回は、「OB訪問で聞けること・何を質問するべきか」についてご紹介します。
就活で企業研究をする際に、ナビサイトや学校の求人情報に「OB訪問可」とあったら、ぜひ積極的に活用しましょう。
企業によっては人事が介在することもありますが、基本的には学校の先輩からリアルな内情を聞けるチャンスです。
Contents
何を得たいかを考えて質問をする
どんな質問をするべきかは、何を得たいかによります。
人事が行う説明会とは異なり、母校の卒業生個人に直接質問できるのですから、まずは得られるものを理解しておくことが大切です。
どのような就活をしたかを聞ける
OB訪問は入社3年目くらいまでの若手社員が対応してくれることが多いです。
彼らはつい数年前までは就活生で、実際にあなたが興味ある企業に就職できた成功例です。
ぜひ色々と質問してみましょう。
- どんな方針を立てて選考に臨んだのか。
- 結果として選考に残り、内定を得たのは、自分のどこが気に入ってもらえたからなのか。
- この会社に決めた、というきっかけになったのはどんなことだったか。
- 実際に受けた他社と比べてどこがよかったのか。
- 面接は何回で何人か、どんなことを質問されたか。
上記以外にも、選考フローの目安は公開されていても、実際次の選考までどれくらい間が空いたのかとか、日程調整の際、学生の都合にどこまで配慮してくれるかとか、人事担当者や面接官の態度がどうであったかとか、実際に体験した先輩から聞けるのは、大変有意義だと思います。
リアルな業務内容、社内の様子が聞ける
学生が入社前に一番懸念するポイントは、入社前と後のギャップについてです。
原稿の字面だけではわからない業務の実際を知るには、体験した人に聞くのが一番です。
- 学生時代に学んだことがどれだけ役に立つのか。
- 入社した直後はまず何から始めるのか。
- 仕事の進め方や先輩からの指示の出され方はどんな感じなのか。
- やりがいや達成感を感じられるようになったのはいつか。
- 上下関係はどれだけ厳しいのか。
などの他に、ナビサイトには和気あいあいとした談笑写真が載っていることが多いが、本当にそんな雰囲気で仕事が出来ているのか、とか、実際にはシーンとしている職場なのか、それとも始終騒ついているのか。
業務スペースは広くて余裕があるか、或いはあまりなくて人やものが多い感じなのか、など、実際に社内にいないとわからないことを質問しましょう。
その上で、それが自分に合うのか合わないのかを見極めることが大切です。
リアルな働き方を聞ける
業務内容や与えられたミッションだけでなく、職場を含む生活全般についてもぜひ聞いてみましょう。
- 通勤時間の長さと混み具合はどんな感じなのか。(一人暮らしの場合は、何故その場所を選んだのか。)
- 残業はどれくらいあるか。(職場の雰囲気として早く帰ったり、休みが取りやすい雰囲気なのか。)
- チームとして協力して仕事を進めるのか、一人で進めるのか。
- 飲み会やレクリエーションなどのイベントがどれくらいあり、それらは自由参加なのか、強制力があるのか。
- 命令、指示による動きと自由裁量による動きとどちらが多いか。
などの他に、休みの日には何をしているのかを聞いてもよいでしょう。
あまり先輩のプライベートに踏み込み過ぎない方がよいですが、日々の仕事でいっぱいいっぱいで、土日は疲れ果てて寝ているだけなのか、趣味を楽しみに出かける余力が残っているのか、或いは業務に駆り出されることが多いのか、くらいは聞き出せると参考になると思います。
選考へのアドバイスがもらえる
ES添削や面接対策を行ってくれるOBも中にはいることでしょう。
しかしこれらをお願いする際には、事前にその項目をOBの方に伝えて了承を得ておきましょう。
私が就活をしていた際には、ESの内容とそれを踏まえて想定問答をOBの方にお伝えし、実際の面接に近い形で練習をしてもらったこともありました。
そうすると、
- 「この質問はおそらく来ない」等の情報
- 「答え方が冗長」などのダメ出し
- ESの内容を踏まえた深掘り質問
等
を知ることができ、面接前の準備がかなり捗りらせることができました。
事前に聞きたいことをメールしておくのがコツ
せっかく社内を知る先輩に話が聞けるのですから、企業のウェブサイトを見たらわかることや、通常の説明会で聞けることを質問するのはもったいないです。
先輩の方も、母校の後輩だからといってエンドレスな雑談に付き合うほど暇ではないはずです。
一番よい方法は、事前にこういうことを聞かせていただきたいと質問事項をメールなどで送っておくことです。
そうすれば互いに充実した時間を過ごすことができるでしょう。