就活で大学時代より前の話をしてもいいの?
就活が始まり自己PRやガクチカを書くときに、「部活」「サークル」についての話を題材とする方は多いと思います。
大学の部活やサークルは、ある意味戦略的に就活時に映えるようなものを選ぶということができますが、そうは言っても特に気に入ったものがなければ、入らずに過ごす方も多いのではないでしょうか。
そうなると、それより以前の中学や高校の部活について書くことになりますよね。
そこで今回は、「面接での中学・高校の部活動経験の伝え方」のヒントをご紹介します。
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就活のガクチカや自己PRで中学・高校のエピソードを使うことはNGなのか?
中学・高校で部活の経験はあるものの、当時は将来の就活のことを考えて部活を選んだはずもなく、校則で必ず入らなければならなかったから入っただけの方もいるかもしれません。
そのような方にとっては、「そんなものをどうやって自己PRやガクチカとして使えるだろう」と思うかもしれませんが、書き方によっては充分にアピール材料として使うことができます。
自分は部長ではなかったからとか、リーダーでもエースでもキャプテンでもなかったし、と気後れする必要は全くありません。
企業の採用関係の方達は、役職があった方が有利だなんて思ってはいません。
それよりも大事なのは、
- 応募者がその部活でどんな努力をしてきて、何を学んだか
- 大学での生活や自らの価値観にどのような影響を与えたか
- その影響を受けて、大学時代に何をしたか/将来何をしようと思っているか
ということです。
それは役職があってもなくても関係のないことです。
疑われるのは「再現性」。伝えるべきは現在・将来までの「一貫性」
アピールするために大事なことは、ストーリーに一貫性を持たせるということ。
具体的に言うと、
- 部活でのエピソードを挙げる
- その場面で自分の強みが活きた/培えたことは何か
- 大学以降の生活にどのような影響を与えたか
- 自らの価値観への言及
- それを使ってどのように企業に貢献できるか
上記のポイントを押さえて表現することができると、「中学・高校時代で成長が止まっている学生」と思われること避けられることでしょう。
一方で、最も避けたいのが、中学・高校時代の話を挙げて、その話のみで完結しているケース。
過去から現在、将来へと視点を変えながら、思考の言語化を行うことで、その学生のパフォーマンスの再現性を見出させる必要があるので、話が「過去で止まる」ことはやめたほうが良さそうです。
企業でどのように貢献できるかを示すときは、その文化や求める人材像に寄せよう
中学・高校のエピソードを選ぶとなると、その話が実際のビジネスを想起させにくい内容になってしまう可能性があります。
そのため、注意したいのが、そこから学んだことを「どう活かすことができるのか」という部分にまでしっかりと言及し、説明しきること。
このように思われれることなく、企業にとって魅力的な人材に映るよう、ただの「自慢話」に終始しないことには注意したいものです。
そうならないためには、やはりその企業の「社風」や「求める人材像」などを説明会に参加するなどして研究、理解しておくことが大切になります。
社会人に必要なスキルと絡めて話せるとよい効果
中学・高校の部活をガクチカ・自己アピールに使う場合、さらに採用時に重視される項目とも絡めて話せるとよい効果を生みます。
- コミュニケーション能力
- 主体性
- チャレンジ精神
- 協調性
- 誠実性
これらを押さえるようにアピールすることは、就活の選考において何を話すにしても念頭に置きたいことです。
しかし、これらのことの「再現性」が薄れてしまうのが、現在よりも「過去」の話をする場合。
そのため、すでに述べたように、しっかりと当時の状況を説明しながら、思考過程を言語化し、未来までの一貫性を意識した伝え方にしたいものです。
ガクチカ・自己PRの書き方についてはこちらでも詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。
まずは自分でESを書いてみよう。その後、プロに相談する。
大学より前の時の自分の話をESとして書き起こしたり、面接用の準備をしても、それが本当にまともな内容として通用するかどうかは不安になるかと思います。
そのような時は、早めに就職エージェントを利用し、自分の資質の中で何が強みとなるかを明らかにしましょう。
エージェントの担当者の方は、学生に対して企業を紹介するだけでなく、あなたの資質をアピールする手助けをしてくれます。
エージェントについては、「おすすめ就職エージェント」の記事の記事でより詳しく解説しているので、こちらを参考にしてみてください。
最後に
「大学時代に体育会に入っていたわけじゃないけど、高校時代は真面目に部活やってたんだけどな...」
という状態なのに、自分の能力としてアピールできないのは悲しいですよね。
伝え方に気をつけて話すと十分にアピールポイントとして機能するので、しっかり準備したいものです。
当サイトでは、新卒の就活対策についての記事を掲載しているので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。